食事療法・栄養療法を始めます
これまで薬物治療(現在も少量ながら服薬中)、認知行動療法(CBIT・ERP)を行ってきました、更に細かく言えば鍼治療(短期間)、筋肉を緩めるストレッチや身体の違和感を無くす為の整体、環境調整も相まって、数年前に比べトゥレット症(トゥレット症候群)はかなり改善されました
しかしながら、完治まではまだ遠い現状
そこで次の治療として何を選択するか…?
ここ最近、食事療法・栄養療法、腸内環境などのキーワードを耳にする事が増えてきました。
特に小さな当事者の親御さんからしたら
この年齢から向精神薬?
副作用は大丈夫なの?
様々な懸念の声が聞こえてきます
もちろん副作用にちゃんと対処し、薬物治療で改善されている子も多くいます、私自身も何年も薬物治療を続けています、私の場合薬物治療で劇的な改善とまではいっていませんが、少なからずプラスの効果を感じています。
しかしながら薬の効果は本当に個々様々であり、私の経験がなかなか皆様のお役に立ちません
そこで少々お値段は張りますが、食事療法・栄養療法を徹底的に検証してみようと思います
食事療法・栄養療法は血液や尿を検査する事で効果を確実に検証する事ができ、客観的なエビデンスを示す事が可能だと思います。
単純に良いとされている栄養素やサプリメントを摂取するだけではなく、自身の体を検査し、その上で必要・不必要を判断し因果関係を明確にする事がよりベターだと思います。
もしチック・トゥレット症が改善されなかったとしても、多分健康にはなれるはずw
先日既に都内の病院を受診し、いくつか検査を依頼してきました
先ずは①「栄養学的血液・尿検査」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
70項目以上の詳細な血液、尿検査を行い、分子生化学的な視点から検査データを詳細に分析し、
- 体内のタンパク質代謝の状態
- 脂質代謝の状態
- 糖代謝の状態
- ビタミンやミネラルの過不足
- 酸化ストレス状態や自律神経バランスの推測、炎症病巣がないかのスクリーニング
- 胃酸や消化酵素の分泌状態
- 潜在性鉄欠乏性貧血の有無の判断
- 代謝活性化に重要な甲状腺ホルモンの評価
- 動脈硬化指数評価
などから、個々の健康状態を把握し、病態との相関性を検討し、症状の原因把握やさらに必要な検査の判断、治療の指標とします。※ミチワクリニックHP引用
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そして、②「遅発性IgGフードアレルギー検査」(遅延型アレルギー検査)
当初はリーキーガット症候群を調べるためペプチド検査もお願いしようと思っていたのですが、ペプチドとはグルテン(麦)、カゼイン(乳製品)のタンパク質のことであり、遅発性igGフードアレルギー検査の中に入っているとの事
そして③「有機酸検査(OAT Organic Acid Test)」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
有機酸検査は、少量の尿から検出される代謝副産物から、細胞の新陳代謝状態や栄養不足、体内毒性物質の蓄積などをチェックできる検査です。
- 腸内環境を悪化させる細菌や酵母菌(カンジダ菌など)の異常増殖の評価
- 細胞やミトコンドリアのエネルギー生成能力の評価
- 消化吸収障害などの胃腸機能の評価
- 精神や認知機能に影響を及ぼす神経伝達物質の評価
- アミノ酸やビタミン・ミネラルなどの評価
- 栄養素や抗酸化物質欠陥の評価
- 脂肪酸代謝の評価
尿中に現れる有機酸化合物はごくわずかですが、ビタミンやミネラルの欠乏、代謝不全、酵素機能不全、腸壁の損傷、免疫機能の低下による胃腸内の酵母菌やバクテリアの過剰繁殖、環境毒素への曝露、炭水化物の過剰摂取などにより、通常は見られない有機酸が検出されます。これらの有機酸化合物は、全身的な様々な症状や疾患を引き起こし、それを悪化させます。 慢性疾患やアレルギー症状、精神神経障害のある殆どの方に、この検査により1種類以上の有機酸異常が認められています。※ミチワクリニックHP引用
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「有機酸検査」はトップ画像のキットで尿を採取し、冷凍してアメリカへ輸送します
尿を採取する24時間前から、りんご・梨・クランベリーなどフルーツやジュースの摂取は中止しなければならないようです
上記3検査、受診料や送料全て込で約9万円、来週には更に2検査追加で行う予定です。
今回の病院は初めて伺ったのですが、消化器専門医、管理栄養士、臨床心理士もいる珍しい病院です。専門家の力を借り徹底的に検証してみたいと思います。
※新型コロナウイルスの影響で海外への物流が逼迫していることもあり、スムーズに検査を行えるかまだ不透明なところがあります、結果はわかり次第TSプログに投稿致します。