栄養療法治療方針

チック症・トゥレット症(トゥレット症候群)の完治を目指し、栄養療法(オーソモレキュラー)を行うにあたり、これまで行った4つの検査結果(栄養学的血液検査・有機酸検査・腸内フローラ検査・遅延型フードアレルギーIgG検査)から、今後の治療内容を投稿致します。

- 担当医師より

糖の過剰摂取によるリーキーガット症候群、カンジダ菌やその他の有害物質により体中に免疫異常、脳内でも過剰な炎症、神経伝達物質の代謝異常。

よってシュガーフリー(糖はカンジダの餌・体を酸化)、遅延型アレルギー反応が出ている為、カゼインフリー(乳製品禁止)、グルテンフリー(麦類禁止)の実施、その他抗体反応がある食品の摂取を中止。

※抗体反応のある食品は生涯食べる事が出来ない訳ではなく、リーキーガット症候群完治後再び食せるようになります。

下記のサプリメントを処方

  • コンプリートプロバイオ・・・胃酸を通過して腸まで届く12種類の乳酸菌
  • アルベックス・・・カンジダや悪性菌を減らし自身の善玉菌を増やす
  • ビタミンD・・・免疫力を高め、緩んだ腸を締める
  • EPA・DHA・・・体内の炎症を抑える、脳神経の状態を安定させる
  • バイタルザイム・・・消化酵素
  • ベイシックス・・・ビタミンA・C・E
  • レストレイト・・・ミネラル(亜鉛・カルシウム・鉄・銅・マグネシウム)
  • ビタミンB群・・・ビタミンB1・B2・B6・B12・ナイアシン・パンテトン酸Ca・葉酸・ビオチン
  • ミヤBM・・・酪酸菌(整腸剤)

- 管理栄養士より -

■過去1ヶ月間の食生活記録表より、食事が糖とタンパク質に偏っている為、体が酸化していることが考えられる。体をアルカリ性に戻す為に野菜、特に緑色の野菜(小松菜・ホウレン草・チンゲン菜・アスパラガス等)を積極的に摂取する。

細胞はアブラの膜で覆われており、そのアブラが酸化すると細胞が正しく機能しない、特に脳は60%が脂質で出来ている為、良質なアブラを摂取する事も重要。

■良い腸内菌を育てるには食物繊維が不可欠、野菜は勿論、海藻も積極的に摂取する。

厚生労働省は野菜の摂取目標量を成人の場合1日350g以上としていますが、おおよそ1日に必要なタンパク質と同量の野菜(火を入れた状態)を摂取する事を目標とする。

では、1日に必要なタンパク質量は?

成人の場合体重1kgあたりタンパク質0.8g~運動する人はより多く。タンパク質含有量はお肉100gに対してその1/5の20g、植物性タンパク質は可食部の1/10。

〈 例 〉体重60kgの成人が必要とする一日のタンパク質量は60×0.8=48g以上、お肉はその5倍の240g以上摂取する必要があります。

■糖を摂りすぎると体内で糖化が起きる。

糖化とは、食事などから摂った余分な糖質が体内のたんぱく質等と結びついて、細胞などを劣化させる現象。

糖化が進むと、皮膚に染みシワが出来やすくなり体も硬くなる、肩こりや頭痛、つりやすくなるなど様々な異常の原因となる。

■血液検査より交感神経が高い→血糖値が高い→活性酸素増→体内炎症(酸化・糖化)

つまり体内炎症を改善するには副交感神経を優位にする事も重要。

活性酸素はストレスや電磁波、紫外線、添加物により増える。食品添加物を減らし、ストレスの少ない生活をすることを心掛ける。

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腸内環境がかなり悪化している為、殆どの栄養素をサプリメントから摂取する事になりました。

カンジダ菌を除去するサプリメントも服用しなければならないのですが、現状のまま除去を開始すると、ダイオフ(カンジダ菌が死滅する時に毒素が発生する)により余計体調を崩してしまう可能性がある為、1~2ヶ月間しっかりと必要な栄養を摂取出来るよう食生活を改善、体調を整えてからカンジダ菌の除去を開始するとの事、カンジダ菌が完全に除去されるには半年くらい時間がかかるとの事です。

カゼインフリー、グルテンフリー、シュガーフリーなど、食事療法においては管理栄養士から更に事細かく指導されております。どの様な食品・食材を選び、何を避けるべきか?次回はそれらを投稿致します。

※栄養療法と並行し、デトックス療法(体内に蓄積されている重金属の除去)も行う予定です、こちらも再検査後投稿致します。