音声チックの改善方法『呼吸法』のポイント②
呼吸法にトライしてもなかなか上手く出来ない方、先ずはリラクゼーションの呼吸(腹式呼吸)を練習してみましょう。
椅子に座り(床にあぐらをかくのもOK)お腹の上(胃の辺り)に両手を当てます
鼻から5秒かけてゆっくり息を吸い、口から5秒かけて息を吐く、息を吸う時に両手を当てているお腹を膨らませ、息を吐くときにお腹を凹ませます。
カウントはあくまでも目安、ゆっくり息を吸い、ゆっくり息を吐くことが大切、そして一定の速度とリズムで行いましょう。
これを毎日5分×2セット練習して下さい。
腹式呼吸のポイントは胸や肩をあまり動かさず、お腹だけ動かします。
体全体の無駄な力を抜き目を閉じて行うのも良。
上手に行えていると呼吸に意識が向き、腹式呼吸を行っている間はチックが殆ど出なくなります。
前駆衝動が小さい方は腹式呼吸だけでもかなり音声チックを減らす事ができます。
座った状態で上手く出来ない方は、ベッドの上に横になって練習してみましょう、慣れてきたら座った状態→立った状態→歩きながら、と少しずつハードルを上げていきましょう。
※チック症・トゥレット症(トゥレット症候群)の音声チック(発声・奇声・叫び声・汚言症等)は呼吸法で改善できる!!