小児期の入眠改善の為の新薬『 メラトベル』
本日、東京有楽町で行われた内閣府障害者週間連続セミナーにて、チック・トゥレット症の治療法について、瀬川記念小児神経学クリニックの星野先生よりお話がありました。
その後別件で、トゥレット栃木家族会にオンラインで参加させていただき、獨協医科大学病院、杉田先生からもお話を伺うことが出来ました。
偶然にも全く同じ内容のお話をお伺いしたのでご紹介させていただきます。
表題に記載した通り、小児期の入眠改善薬として2020年夏頃より「メラトベル」という新薬が保険適用で処方されるようになったとの事です。
チック症・トゥレット症(トゥレット症候群)当事者はもともと睡眠障害を併発している方、生活リズムを崩した結果、適切な時間に睡眠することが出来ずその結果朝起きられないなど、睡眠のリズムが正しく取れていない方がいらっしゃいます。
チック・トゥレットの治療を行う以前に、規則正しい生活というのは健康において欠かす事が出来ません、勿論睡眠不足により、チック症状が悪化する場合もございます。
そんな中この新薬「メラトベル」は入眠の改善としてとても有効であるとお二人の医師からお話をお聞き致しました。
対象年齢は6歳以上16歳未満と年齢制限があり、服用中の薬により処方できない場合もある様です、対象年齢の方で睡眠障害を併発されているお子さんがいらっしゃる親御さん、一度主治医に相談してみるのも良いかもしれませんね。
また、16歳以上の当事者の方で睡眠障害を併発している方には「ロゼレム」というメラトニン受容体に作用する薬もあるようなので、同様にお悩みの方はこちらも主治医に相談されてみては如何でしょうか。
チック・トゥレットを改善、軽減させる為にも、十分な睡眠とそのリズム、規則正しい生活を是非心掛けてみて下さい。