花粉症はチックトリガー(チックの引き金)になります。
2月に入りスギ花粉が飛散する時期になりました。
チック・トゥレット当事者の皆さんは、花粉症やアレルギーをお持ちではないですか?
特に花粉症をお持ちの方は鼻のムズムズや鼻水が気になり、鼻のチック(鼻鳴らし・鼻水飛ばしなど)が再発、悪化しやすくなります。
その他、目に症状が出る方も要注意です、目の痒みが気になり目元のチックが増えてしまう事もあります、アレルギーの薬や目薬を対策として常備しておくのも良いかと思います
本格的な花粉シーズンになってからの薬の服用では効果も減少してしまいます、出来ることなら花粉が飛散する前から、今日からでも十分な対策を行ってください。
特に小さなお子さんのチック症状は、ちょっとした身体の違和感が引き金となり発現してしまう事もございます、そのチックトリガーを適切に対処する事で防げるチックも実はあるのです。
特に今年は新型コロナウィルスの感染拡大が大変懸念されています、ウィルスのついた手で、鼻の粘膜や目を触ってしまうと感染の恐れがあります、そうならないよう是非早めの対策をオススメいたします。
また、私の場合は花粉症によりチックが悪化する為、トゥレット症(トゥレット症候群)を診ていただいている病院で花粉症の薬(私の場合は必要な薬が決まっている為)も処方して頂いております
保険料の負担率が3割の方は、おそらく自立支援医療制度を利用されていると思いますが、制度を利用するとチック・トゥレットの処方薬同様に、花粉症の薬も1割負担(収入により上限あり、詳細は各自治体のHPをご確認下さい)で処方して頂くことが可能です。
花粉症の薬に限らずチックの対処法として、自傷系運動チックにより痛めてしまった体の部位に湿布を貼ったり、口内を噛んでしまうチックにより傷付いた部位に口腔粘膜疾患治療薬(口内軟膏等)を使用していますが、チック・トゥレットに関するものは全て自立支援医療制度を利用できる病院で処方していただいております。
毎月毎月何年にも渡り通院を続けていると、診察代や使用する薬などの費用、決して安くはありません
国の制度も適切に利用し、チック・トゥレットを管理・コントロールし、上手に付き合って行くことも大切だと思います。