4.3オンライン交流会を終えて

新型コロナウイルスの影響により、日本で初めて緊急事態宣言が発令されたのは1年以上前のこと

リモートワークやオンラインミーティングが定着しつつある今日この頃、私自身もウェブミーティングやウェビナーでの活動が多くなってまいりました。

そんな中、本日Zoomミーティングを利用し、チック症トゥレット症(症候群)オンライン交流会を開催、約25名くらいの方にご参加いただきました。

第1部、約90分間はチック症状に有効な可能性のある治療法についてお話させて頂きました

薬物療法、漢方、認知行動療法、歯科スプリント、ボトックス注射、DBS手術、遺伝子栄養療法etc…

その中で当会が注目しているのは、チックへの認知行動療法と栄養療法

チックへの認知行動療法(ハビットリバーサル・呼吸法/CBIT)は、既に当会ではオンラインで当事者への指導を無料で行っており、一定の割合で効果を発揮する事が出来ております(※全ての方に同様の効果がある訳ではありません、認知行動療法をご希望の方はその旨ご記載の上 ✉️tourette.jp@gmail.com までメールを送ってください。)

一方、栄養療法(遺伝子栄養療法)は、オンラインコミュニティのメンバー様などから、チック症状が改善したなど複数の方よりお話をお伺いしており、現在私自身も実践しその効果を検証しております。

前回の栄養外来の診察結果を早く投稿したいのですが、認知行動療法をご希望される方が大変増えており、また大学病院の治験に協力させて頂くなど、多忙のため投稿が全く追い付かず、当TSブログを毎回チェックしてくださっている皆様にはご不便をおかけしている事と思います。

少しお話すると、現在は先日の検査結果より問題が発見され、栄養療法により体内にある毒物のデトックスを開始しています、不足している栄養素の補充も行いつつ、既に僅かながら効果を実感しているところです、こちらは後日検査結果も踏まえ詳細を投稿致します。

第2部、約80分間は学校を含めた日常生活での困り事、その対処法について皆様と交流を図らせて頂きました。

不随意運動(無意識)として出るチック、半随意運動(有意識)として出るチックがあり、それぞれによって当事者の悩みは異なります

チックが様々な形に変化するため、親御さんはじめ、周囲の方がそれらをチックだと理解するのに苦労することも

美容室や歯医者に行く時、皆様チックはどうでしょうか?

チックが出てしまいそれぞれの施術に影響はありますか?

私の周りの当事者の方々は、事前にチック症状がある旨を伝え、理解のある所にお世話になっているようです

はじめにカミングアウトする事で、緊張や不安が取れ、安心することによって、結果思ったほどチック症状が出なかったりすることもあるようです。

今回のオンライン交流会では、上記のような事が話題にあがりました、同じ様な境遇の方とお話することで、一人ではないと気持ちが落ち着くこともあります。

当事者だけでなく、当事者を支える親御さん、ご家族の皆様、全ての方のサポートが整って、初めて当事者をご支援する事が出来るのだと認識ております。

オンライン交流会は、最新情報を発信する場でもありますが、同じ境遇の方とお話する、お話しなくとも同じ場所にいる事、皆様のお話をただ聞いているだけでも心境に変化があらわれます。

参加するにも勇気がいるかもしれませんが、今回は半数以上の方が、ビデオとマイクをオフにしたご視聴のみのご参加でした

また、必要な際にオンライン交流会を企画したいと思っております、今回参加出来なかった方、その際は是非ご参加頂けたらと思います。

最後にオンライン交流会にご参加してくださった皆様、貴重なお話をしてくださった皆様、誠にありがとうございました

皆様の症状が少しでも改善される事を願いつつ、より役立つ情報の収集に尽力して参ります、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。