認知行動療法にご興味がある方へ「お子様向け、おすすめの本」
「悪いくせのカギのはずし方」明石書店¥1650
チック症状への認知行動療法の中核となる、ハビットリバーサルの考え方に近い初歩的な内容です、チックとまではいかない、自分でできる「くせ」の対処法についてわかりやすく説明されています。
この本をお読み頂くと、ハビットリバーサル(CBIT)とは、どの様な事を行うのか、少しご理解頂けるのではないかと思います。
「こだわり頭のほぐし方」明石書店¥1650
強いこだわりや、頭の中で何度も繰り返される考え、いつも同じやり方でやらなくてはならない儀式的な行為、強迫性障害(強迫症/OCD)の自分でできる対処法が記載されています。
「怒りの消化法」明石書店¥1650
チック症トゥレット症(症候群)のお子様は、イライラなどを引き金に、チックが出たり悪化してしまう事が多いかと思います。
アンガーマネジメントを学ぶことで、チック症状が出にくくなる、コントロールしやすくなる場合もあるかと思います。
「心配の追いはらい方」明石書店¥1650
チック症トゥレット症(症候群)のお子様には、不安がとても強い子も、そしてその不安がチックトリガーになってしまう場合もあります。
不安をきっかけに強迫観念がうまれ、脅迫行為に繋がってしまうことも、不安に対しても上手に対処が出来れば、チック症状の悪化を防げることもあるかもしれません。
「10代のためのマインドフルネストレーニング」合同出版¥3080
比較的新しい認知行動療法のひとつに、マインドフルネスというものがあります、過去や未来に意識を向けるのではなく、「今ここ」という自分の現状を客観視し、優しく注意を向けるトレーニングです。
チックのある子は、前駆衝動に「反応」するのではなく「対応」できるようになることが大切だと私は考えています、それをトレーニングするためにマインドフルネスの考え方も有効ではないかと感じています。
その他にも、お子様向けに良さそうな、マインドフルネス等の本もいくつかありましたので、ご興味のある方はチェックしてみてください。
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※2021年11月6日現在、当会のチック症状への認知行動療法(CBIT/ハビットリバーサル・呼吸法・ERP)のご依頼は、現状約3ヶ月待ちとなっております。
お急ぎの方もいらっしゃると思います、その様な方は、お近くの認知行動療法センターや、大学病院・総合病院の臨床心理士、公認心理師の方に、ハビットリバーサルと暴露反応妨害法(ERP)の知識をお持ちの方がいらっしゃると思います。それらの知識がある方でしたら、チック症状への認知行動療法(CBIT等)が可能だと思いますので、是非お問い合わせしてみてください。