チック・トゥレットのお子さんがいる親御さんへ
私はこれまで何百人の当事者・その親御さんとお話させていただきました
今も毎日の様に相談のメールやメッセージ、運営しているコミュニティより当会に届きます。
その際に必ずお伝えする事が御座います
それは…
『答えは当事者が持っている』
チック症・トゥレット症(トゥレット症候群)当事者とのコミュニケーションなくしてチック・トゥレットを知る事は出来ません
更に言うなれば、当事者との関係性が崩れれば、チックの改善もより難しくなるでしょう。
先ずはお子さんとの信頼関係の構築、良質なコミュニケーションを図る為の関係性を大切にして下さい。
チックの事に触れて良いのか?どうすべきなのか?
触れたら気になって逆に悪化するのではないか?
学校に無理矢理でも行かせるべきなのか?
治療をしたがらないのは何故か?
怒るとチックが酷くなる、どこまで配慮が必要?
その他様々な疑問や心配事があるかと思います
その様なご質問も沢山受けてまいりました
しかし、それらの答えも全て貴方のお子さんが持っているのです。
当事者の対応は個々に異なります、一般的な見解を述べる事は出来ますが、それが全てのお子さんに当てはまる訳ではありません
だからこそ日頃から貴方のお子さんとの関係性を大切にし、お子さんが本心を話せる様、環境を整えてあげて下さい。
そうは言っても、反抗期、思春期、上手くいかないことも多々あるかと思います
それでもとことん向き合って下さい、答えは貴方のお子さんが持っているのです
貴方のお子さんしか持っていないのですから。
ひいては、そこからお子さんによりあったより良い治療法を見つける事が出来るようになるでしょう。
チック・トゥレットの改善の近道は当事者との関係性、コミュニケーションの中にあります。