DBS手術とは?
Deep Brain Stimulation (脳深部刺激療法)
難治性トゥレット症(トゥレット症候群)当事者が受ける事ができる脳神経外科で行われる手術です。
パーキンソン病やてんかん等その他の疾患にも行われる治療法同様に、脳内の一部に電線を入れ、胸部に埋め込まれたバッテリーより電気を流し、脳の機能を調整する事でトゥレット症の症状(不随運動等)を改善する治療法です。
難治性トゥレット症とは?
薬物療法など行ったにもかかわらず、重度の症状が大人になっても継続されるトゥレット症の事をいいます。
どの程度の症状が重度というのか?
1つの指針としてYGTSS(Yale Global Tic Severity Scale)というチックの重症度を測るスコアがあります
このスコアが35/50以上であることがDBS手術を受けることが出来る1つの目安となっています
しかしながら昨今その目安も数年前よりハードルが下がり、日常生活に困難が生じていると当事者が感じている場合、DBS手術を受けれる場合もあるようです。
費用は保険適用、手術代10万円前後(所得により異なる)+入院費(食事代、個室利用時の差額ベッド代など)
現在DBS手術を行っている病院
・国立精神・神経医療研究センター(東京都)
・福岡大学病院
・名古屋医療センター
その他、名古屋大学医学部附属病院、奈良医療センターでも過去に実績があるとお話を伺ったこともありますが未確認です。
数年前にDBS手術を受け、大きく改善されたトゥレット症当事者より、チック発生から現在に至るまで、DBS手術の内容も含め詳しくお話を伺う事が出来ました。
少し長めの動画になっておりますが、もし良かったらご覧下さい。
下記リンクにも詳しく記載されていますのでご参照下さい。